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ぶれない経営

武原氏

御社は独立系のシステムインテグレーターとして40年以上にわたり日本社会に大きな役割を担ってきました。
ITはこれからますます社会にとって重要になりますが、社会との関わりで御社が大切にしていくことは、どのようなことでしょうか?

八反田氏

八反田氏写真 一言で言うと「ぶれない経営」を続けることです。量の商売をすると質が落ちます。一方で、韓国、中国、ロシア、ベトナムなど日本を取り巻く地域からの底上げがあります。その意味では、舵取りがますます難しくなり、おちおちしてはいられません。この「ぶれない経営」を続けるために大切なことが二つあります。ひとつは、顧客満足度。われわれはサービス業であり、ソフトウェアという目に見えないものをしっかりとやっていくためには、お客様の満足度が基準となります。もうひとつは、人材で、社員を信頼することが当社の原点にあります。

問題意識を持った社員が育つこと

武原氏

明解な基準ですね。

八反田氏

システムは生き物なので、お客様は絶えず問題を抱えています。その問題を解決するのには、問題意識を持った社員が育っていくことが大切です。社員がパーフェクトに力を発揮できればよいシステムができます。集中力が重要で、雑念があると行動が脱線したり、バグができます。あとは、社員一人ひとりの努力が大切ですね。

経営の頂点から見る人間は

武原氏

主力事業のkeyCOMPASSの内容と、その展開で求められる人材についてお聞かせください。

八反田氏

ロゴkeyCOMPASSは経営とITを一体化したソリューションです。お客様の問題を経営の観点から考えて、経営戦略を策定し、青写真ができたところでITにどう落とし込んで行くか、ITをどう運用・活用するかという実施プロセスをITで支援するサービスです。これを担当する人間は、これまでにない幅広い知識が必要です。
経営コンサルタントの資質が求められます。ただし、経営視点から考える人だけでもだめで、各フェーズを担当する人材をいかに育てるか、人材の適性を見てどう育てるかが大切になります。例えば、プログラマーから上流の方に向く人もいますし、運用で大事なところも担っているので、そこに向く人はそちらに行くという形で、人材・適性を見抜き、育てながら、活かしながらポジショニングするのが基本です。

日本を支える「現場力」とは

武原氏

武原氏写真 いま社長がおっしゃった「人を見抜く眼力」にはいろんな面で「現場力」が必要だと思います。
日本的経営では松下、トヨタと「現場力」が強いことが特徴ですが、社長のおっしゃる「現場力」についてお聞かせください。

八反田氏

私も現場のたたき上げなので、「強い現場力」が必要だと思います。優れた現場は、個人一人ひとりがチームの中で重要な役割を担っています。例えば自動車の組み立てで、タイヤをつけるところの品質は集中して専門に行われています。これは正社員であろうが、パートであろうが実力次第でポジショニングされます。私は日頃、「強い現場」と言っていますが、チームを形成する5~10人の個の力、知恵、知力をパーフェクトに持っている現場はどこにもありません。常に努力しないとダメです。裏返すと、人材をつくるには個が変わらないとどうしようもない。私のビジネス経験でも3~5年で担当する業務も地域も変わってきました。その中で自分がどう変わり、自分の目標をつくるかが一番大事なことでした。 ITでは一人がつくったソフトをつなぎ合わせてトータルのシステムを動かすチーム力が重要で意欲のある人を支援しながらプロジェクトを成り立たせるのが私の責任です。ということで現場に私も足を運んでいます。

武原氏

キャリア採用も活発に行っていらっしゃいますが、人材教育はどのように行っていますか?

八反田氏

八反田氏写真当社独自の研修体系を持っており、技術教育、Webを活用した教育、目的別研修、階層スキル研修などを行っています。また、結果を重視しますが能力主義を採用しており、公的資格を取得したITエンジニアに対しては奨励金を支給する制度を用意しています。明確なキャリアプランを描けること、明るく働きやすい環境を整えることに配慮しています。社員には家族をしっかり守れるような人生であって欲しいと願い、昨年度ジャスダック上場と好業績結果を感謝し、家族に向けて私から手紙を出しました。福利厚生も若い人の発想を活かしています。

武原氏

日本的経営の伝統と、社員と家族を大事にする経営を理解しました。
本日はどうもありがとうございました。

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