地下深く眠っている金鉱を掘り当てるように人材を掘り起こし、輝かせるのがわれわれの仕事です 武原誠郎 イムカ株式会社 代表取締役社長
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創業以来、 42 年間で 4 万人以上の転職を成功させてきたイムカ。これまでに取り引きのあった企業は実に 8,000 社にものぼる。人材面で日本をバックアップしてきたといっても過言ではない。設立当初は人材の流動化とは程遠い時代。そこでなぜあえて転職にフォーカスして会社を設立したのか、その思いを武原誠郎社長に伺った。

武原氏写真

イムカを設立された1967年というと、多くの人が定年退職を迎えるまで一社で働き続けた時代でしたが、どんな思いで設立されたんでしょうか。

武原

大学卒業後、当時優秀な学生がどんどん入社していた商社に就職したものの、
アメリカで勉強したいという思いから貨客船で2週間かけて渡米しました。
そこで25種類ものアルバイトをしながら大学に通いました。
当時建国200年足らずのアメリカは、日本で言うならば奈良時代と同じです。
世界中からニューフロンティアを求めて知識人、文化人が集まってきていました。

ビジネスにおいても優秀な人がリスクテイクしながら海を渡って転職していることを
目の当たりにし、優秀な人材が流動化して日本へ集まるような仕組みを構築しなけ
れば、日本は取り残されてしまうという思いを強くしました。
そして、帰国後に友人とともにイムカを設立しました。

社名にはどのような由来があるんですか?

イムカロゴ
武原

当初、(株)国際経営顧問協会(International Management Consultants Association)略してIMCAと名づけました。
ところが電話などではYMCAと間違えられてしまうんですね。そこでイムカと社名変更をしました。
現在は「イい人材を、ムすぶ、カンパニー」と言っています。

設立後は主にどういった企業に対して、ご紹介をしたのでしょうか?

武原

武原氏写真イムカを設立した1967年は資本の自由化が実施され、外資系企業が
日本に進出してきた年でした。
コカコーラ、ペプシ、ファイザー、レブロン、マックスファクター、ジレット、シティバンク
、フォード、GEと多数の大手外資系企業に優秀な人材をご紹介いたしました。

営業やマーケティング、製造部門、管理部門など幅広い職種の人材をご紹介し、
また日本人の支社長をはじめ工場長などの管理職もイムカがお世話させていた
だきました。

設立から5年ほど経ってから日系企業にもご紹介をするようになりましたが、
まだまだ今のように中途採用は盛んではありませんでした。

しかし、先鋭的な取組みをする会社というのはあるものです。例えばホンダの創業者、本田宗一郎さんにお会いしたところ、
「純血は弱い。混血してこそホンダは世界にはばたける」とおっしゃっていたのが
非常に印象に残っています。エンジニアをはじめ、ホンダの躍進を支える多くの方を
ご紹介することができたと自負しております。

その他、松下電器の松下幸之助さんやソニーの井深大さん、盛田昭夫さん、
京セラの稲盛和夫さんといった創業者の方々とお会いし、これまでに多くの
上場大手企業と太いパイプができました。

設立から42年が経ちますが人材紹介にかける思いはどのように変わりましたか?

武原

基本的に全く変わりありません。天然資源の乏しい日本では、人材こそが財産。「人材」は「人財」です。
いまだ開発されてない金鉱のように、日本には埋もれたままの人財、つまり埋蔵金がまだまだ多くあると思っていますし、
自分自身、金であることに気づいていない方もいらっしゃいます。そういう人財を掘り出し、金であると自覚していただくこと、
それがわれわれの役割です。
また、アメリカではケミストリービジネスという言い方がありますが、企業との相性によって人財が化学反応を起こすことがあります。
相性の良い企業をご紹介することで、その方自身光り輝き、企業も業績を伸ばし、日本が発展していく。
それがイムカの使命であると思っています。

御社のキャリアコンサルタントはベテランばかりだと伺いました。

武原氏写真
武原

はい。イムカにはキャリアコンサルタントが20人ほどいますが、一番若い人で38歳です。
転職は人生を大きく左右することですから、転職のご相談は人生相談と同じであると重く受け止めています。さらに、トップ人事を含め、エグゼクティブ層のご紹介も多くしておりますので、人生経験が豊富で、しかも優秀な転職者と同じような見識をもち、人間力のある人でなければ転職のご支援はできません。

エグゼクティブ層のご紹介を得意とされているんですね。

武原

イムカがご紹介した方が社長や取締役、部長といった管理職に就いていらっしゃっています。そのネットワークから新たなエグゼクティブ層の案件をお任せいただきます。一方で、新卒で入社されて5年ぐらい経つとニューフロンティアを求めたくなるのではないでしょうか。そういった20代後半から30代の若手の転職も数多く支援しております。ただ、昨今は転職がブームのようになっており、それをあおる動きがあるのも事実です。イムカではその方にとってメリットがある転職をおすすめしていますので、現在の職場でもう少し経験を積んだほうがよりよい転職ができると判断したときには、正直にそのことをお伝えしています。

 

職種や業界で得意分野はありますか?

ニューヨークタイムス
武原
様々な職種をご紹介しておりますが、中でもエンジニアの転職を得意としています。
業界としてはITをはじめ、電気・電子・半導体や化学・バイオ関係のメーカーなど、幅広い
業界の日本を代表するモノづくり企業と多くのお取り引きがあります。
また、国境を越える人財を意識して、アメリカに現地法人「イムカアメリカ」を設立したほか、
中国ともパイプがあります。一部の方にはイムカはエグゼクティブに強いと思っていただいていますが、昨今は20代後半〜30代前半の方の上場企業や外資系企業への転職支援が急激に増えています。

若い方が飛躍するためにはどうしたらいいでしょうか。

武原

自分を生かすも殺すも自分次第であるという認識を持つことですね。そのひとつとして、自分自身に投資をすることです。アメリカでは、社会に出て5年ほど働いたら、その間に貯めたお金で大学院に行きます。そうすることで年収が 200 万ぐらいアップするんです。日本ではそこまでではないにしても、語学を身につけたり、本を読んで知識を豊かにすることは必要です。大きな会社で定年退職まで勤めるのはいいことですが、リストラが行なわれる危険性があるのも事実です。そうなったときに困らないよう、若いうちにどんどんチャレンジしていくのがいいのではないでしょうか。若いときのチャレンジは決して人生を裏切ることはないと思います。人生一度、自分を生かして、人生を楽しみましょう。

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